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- 世界文学:北アメリカ編
- アメリカ
- モルグ街の殺人、エドガー・アラン・ポー、1841年、アメリカ
- 白鯨、ハーマン・メルヴィル、1851年、アメリカ
- アンクル・トムの小屋、ハリエット・ビーチャー・ストウ、1852年、アメリカ
- ウォールデン 森の生活、ヘンリー・デイヴィッド・ソロー、1854年、アメリカ
- ハックルベリー・フィンの冒険、マーク・トウェイン、1885年、アメリカ
- ザ・ロード アメリカ放浪記、ジャック・ロンドン、1907年、アメリカ
- 荒地、T・S・エリオット、1922年、アメリカ
- グレート・ギャツビー、スコット・フィッツジェラルド、1925年、アメリカ
- 日はまた昇る、アーネスト・ヘミングウェイ、1926年、アメリカ
- サンクチュアリ、ウィリアム・フォークナー、1931年、アメリカ
- 八月の光、ウィリアム・フォークナー、1932年、アメリカ
- すばらしい新世界、オルダス・ハクスリー、1932年、アメリカ
- 風と共に去りぬ、マーガレット・ミッチェル、1936年、アメリカ
- アブサロム、アブサロム!、ウィリアム・フォークナー、1936年、アメリカ
- 心は孤独な狩人、カーソン・マッカラーズ、1940年、アメリカ
- ファウンデーション 銀河帝国興亡史、アイザック・アシモフ、1942年、アメリカ
- 菊と刀、ルース・ベネディクト、1946年、アメリカ
- キャッチャー・イン・ザ・ライ、J.D. サリンジャー、1951年、アメリカ
- エデンの東、ジョン・スタインベック、1952年、アメリカ
- 老人と海、アーネスト・ヘミングウェイ、1952年、アメリカ
- ロング・グッドバイ、レイモンド・チャンドラー、1953年、アメリカ
- 華氏451度、レイ・ブラッドベリ、1953年、アメリカ
- ナイン・ストーリーズ、J.D. サリンジャー、1953年、アメリカ
- ロリータ、ウラジーミル・ナボコフ、1955年、アメリカ
- 吠える、アレン・ギンズバーグ、1956年、アメリカ
- オン・ザ・ロード、ジャック・ケルアック、1957年、アメリカ
- ティファニーで朝食を、トルーマン・カポーティ、1958年、アメリカ
- タイタンの妖女、カート・ヴォネガット、1959年、アメリカ
- 裸のランチ、ウィリアム・バロウズ、1959年、アメリカ
- フラニーとズーイ、J.D. サリンジャー、1961年、アメリカ
- キャッチ=22、ジョセフ・ヘラー、1961年、アメリカ
- 沈黙の春、レイチェル・カーソン、1962年、アメリカ
- 科学革命の構造、トーマス・クーン、1962年、アメリカ
- V.、トマス・ピンチョン、1963年、アメリカ
- 麻薬書簡、ウィリアム・バロウズ、アレン・ギンズバーグ、1963年、アメリカ
- 冷血、トルーマン・カポーティ、1966年、アメリカ
- アルジャーノンに花束を、ダニエル・キイス、1966年、アメリカ
- 月は無慈悲な夜の女王、ロバート・A・ハインライン、1966年、アメリカ
- アンドロイドは電気羊の夢を見るか?、フィリップ・K・ディック、1968年、アメリカ
- かもめのジョナサン、リチャード・バック、1970年、アメリカ
- シャイニング、スティーブン・キング、1977年、アメリカ
- ぼくの哲学、アンディ・ウォーホル、1977年、アメリカ
- ご冗談でしょう、ファインマンさん、ラルフ・レイトン、リチャード・P・ファインマン、1985年、アメリカ
- ビラブド、トニ・モリスン、1987年、アメリカ
- ハイペリオン、ダン・シモンズ、1989年、アメリカ
- スノウ・クラッシュ、ニール・スティーヴンスン、1992年、アメリカ
- 冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界バイク紀行、ジム・ロジャーズ、1995年、アメリカ
- 荒野へ、ジョン・クラカワー、1996年、アメリカ
- 文明の衝突、サミュエル・ハンティントン、1996年、アメリカ
- ダ・ヴィンチ・コード、ダン・ブラウン、2003年、アメリカ
- ボブ・ディラン自伝、ボブ・ディラン、2004年、アメリカ
- ブルックリン・フォーリーズ、ポール・オースター、2005年、アメリカ
- 世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち、マイケル・ルイス、2010年、アメリカ
- スティーブ・ジョブズ、ウォルター・アイザックソン、2011年、アメリカ
- イット・エンズ・ウィズ・アス ふたりで終わらせる、コリーン・フーヴァー、2016年、アメリカ
- ザリガニの鳴くところ、ディーリア・オーウェンズ、2018年、アメリカ
- マイ・ストーリー、ミシェル・オバマ、2018年、アメリカ
- スノーデン 独白 消せない記録、エドワード・スノーデン、2019年、アメリカ
- 実力も運のうち 能力主義は正義か?、マイケル・サンデル、2020年、アメリカ
- 約束の地 大統領回顧録、バラック・オバマ、2020年、アメリカ
- プロジェクト・ヘイル・メアリー、アンディ・ウィアー、2021年、アメリカ
- イーロン・マスク、ウォルター・アイザックソン、2023年、アメリカ
- カナダ
- アメリカ
世界文学:北アメリカ編
アメリカ
モルグ街の殺人、エドガー・アラン・ポー、1841年、アメリカ
史上初の推理小説。天才的な探偵と平凡な語り手、結末近くでの推理の披露、意外な犯人像など、以後連綿と続く推理小説のジャンルにおける原型を作り出した。
白鯨、ハーマン・メルヴィル、1851年、アメリカ
アメリカの捕鯨船団が世界の海洋に進出していた時代を背景に、白いマッコウクジラ「モビィ・ディック」を巡る冒険と戦いを描く。サマセット・モーム『世界の十大小説』の一つ。
アンクル・トムの小屋、ハリエット・ビーチャー・ストウ、1852年、アメリカ
奴隷解放への世論を喚起し当時のアメリカ社会に大きな影響を与えた。南北戦争開戦後リンカーン大統領が作者と会見した際、「あなたのような小さな方が、この大きな戦争を引き起こしたのですね」と挨拶したという逸話もある(事実かは定かではない)。
ウォールデン 森の生活、ヘンリー・デイヴィッド・ソロー、1854年、アメリカ
森での自給自足の生活を通じ、自然や人生について深く探求。鋭い洞察と名言に満ちた名著。
ハックルベリー・フィンの冒険、マーク・トウェイン、1885年、アメリカ
ホームレスの少年が大金を手に入れた後の生活と冒険の物語。ヘミングウェイ「あらゆる現代アメリカ文学は、マーク・トウェインの『ハックルベリー・フィン』と呼ばれる一冊に由来する。」
ザ・ロード アメリカ放浪記、ジャック・ロンドン、1907年、アメリカ
若きロンドンの冒険心と社会的観察力を反映した、アメリカ文学の隠れた名作。『オン・ザ・ロード』のジャック・ケルアックも憧れた。
荒地、T・S・エリオット、1922年、アメリカ
20世紀初頭の混乱と絶望を象徴する詩。5部から成り、神話、宗教、歴史的な引用を織り交ぜながら、現代社会の精神的荒廃を描き再生の可能性を探求した。作者は1948年ノーベル文学賞受賞。
グレート・ギャツビー、スコット・フィッツジェラルド、1925年、アメリカ
1920年代のアメリカ、ジャズ・エイジの華やかさと虚無感を描いたアメリカン・ドリームの象徴的な物語。アメリカ文学を代表する作品の一つ。
日はまた昇る、アーネスト・ヘミングウェイ、1926年、アメリカ
第一次世界大戦後のパリとスペインを舞台に、理想を失った青年たちが虚無と享楽の日々を送る物語。社会現象を巻き起こした作者の出世作。作者は1954年ノーベル文学賞受賞。
サンクチュアリ、ウィリアム・フォークナー、1931年、アメリカ
強姦をテーマにしたこともあり議論を呼んだが、作者の文学的名声を確立させた代表作。作者「自分として想像しうる最も恐ろしい物語」。作者は1949年ノーベル文学賞受賞。
八月の光、ウィリアム・フォークナー、1932年、アメリカ
禁酒法時代のミシシッピ州の架空の町ジェファソンを舞台に、アメリカ合衆国南部の社会における人種間軋轢を掘り下げる。作者は1949年ノーベル文学賞受賞。
すばらしい新世界、オルダス・ハクスリー、1932年、アメリカ
西暦2540年を舞台にしたディストピア小説。人間が自らの尊厳を見失う恐るべきディストピアの姿を、皮肉とユーモアを交えリアルに描く。
風と共に去りぬ、マーガレット・ミッチェル、1936年、アメリカ
南北戦争とその後の混乱を背景に、南部の女性スカーレット・オハラの半生を描いた長編時代小説。1937年ピューリッツァー賞。
アブサロム、アブサロム!、ウィリアム・フォークナー、1936年、アメリカ
南北戦争を挟んで展開される繁栄と没落の物語。20世紀文学の最先端を歩み続けた作者の代表作。作者は1949年ノーベル文学賞受賞。
心は孤独な狩人、カーソン・マッカラーズ、1940年、アメリカ
1930年代末、アメリカ南部の町のカフェを舞台に、聾唖の男性シンガーが店に集う人々の告白を静かに聞き続ける。デビュー作にして最高傑作の2023年新訳(村上春樹)。
ファウンデーション 銀河帝国興亡史、アイザック・アシモフ、1942年、アメリカ
1万2千年続いた銀河帝国の衰退後、新たな第二銀河帝国の核となるべく設立された第一ファウンデーションに関係する人間を中心に描かれた宇宙叙事詩。ヒューゴー賞も受賞しているSFの金字塔。
菊と刀、ルース・ベネディクト、1946年、アメリカ
日本文化の行動規範の独自性を強調し、日本文化が西洋文化とは対極の位置にあると指摘。アメリカ文化人類学史上最初の日本文化論。
キャッチャー・イン・ザ・ライ、J.D. サリンジャー、1951年、アメリカ
高校を退学になった少年が、口語的な文体で社会の欺瞞に対し鬱屈を投げかける。青春小説の古典として世界中で読み継がれている名作。
エデンの東、ジョン・スタインベック、1952年、アメリカ
聖書のカインとアベルの物語を現代に置き換え、父親からの愛を切望する息子の葛藤、反発、和解などを描いた物語。作者は1962年ノーベル文学賞受賞。
老人と海、アーネスト・ヘミングウェイ、1952年、アメリカ
巨大な魚と老漁夫の死闘の物語。誇り高い人間の栄光と悲劇を描いた名作。1953年ピューリッツァー賞受賞。作者は1954年ノーベル文学賞を受賞。
ロング・グッドバイ、レイモンド・チャンドラー、1953年、アメリカ
主人公フィリップ・マーロウが友人の無実を証明するために奔走するハードボイルド探偵小説。友情と忠誠心をテーマにした作者の代表作。
華氏451度、レイ・ブラッドベリ、1953年、アメリカ
書物が禁止された社会を描いたディストピア小説。華氏451度(摂氏233度)は本(紙)が自然発火する温度のこと。言論の自由と知識への尊重を訴えた現代社会への警鐘。
ナイン・ストーリーズ、J.D. サリンジャー、1953年、アメリカ
作者が遺した30の短編から、作者自身が選んだ最高の9つの物語。「グラース家」シリーズの第1作『バナナフィッシュにうってつけの日』などを収録。
ロリータ、ウラジーミル・ナボコフ、1955年、アメリカ
少女性愛者の手記の形で進む物語。出版当時は5カ国で禁書となったが、現在ではタイム誌が選ぶ小説100選にリストされるなど古典的名作として評価されている。
吠える、アレン・ギンズバーグ、1956年、アメリカ
息苦しさが支配する1950年代のアメリカでカウンターカルチャーの先駆けとなり、後世に決定的な影響を与えた。ビート・ジェネレーションを代表する詩人の詩集。
オン・ザ・ロード、ジャック・ケルアック、1957年、アメリカ
作者と友人のアメリカ大陸横断の旅を描いた自伝的小説。安定を是とする社会を全否定するかのような、非生産的で享楽的な旅。ボブ・ディラン「この本は僕の人生を変えてしまった」。
ティファニーで朝食を、トルーマン・カポーティ、1958年、アメリカ
作家志望の青年(僕)が恋する女優の卵(ヒロイン、ホリー)に振り回される物語。オードリー・ヘプバーン主演による映画も有名(ただし原作と違うところあり)。
タイタンの妖女、カート・ヴォネガット、1959年、アメリカ
全米一の大富豪が、時空を超えた波動現象として存在する男の神のような力に操られ、地球から火星、水星、土星と太陽系を流浪させられる物語。SF小説の代表的名作の一つ。
裸のランチ、ウィリアム・バロウズ、1959年、アメリカ
脈絡のない錯綜した超現実的イメージが驚くべき実験小説として結実。ケルアックやギンズバーグ等の中でも先鋭さが際立つ作者によるビート文学の最高傑作。
フラニーとズーイ、J.D. サリンジャー、1961年、アメリカ
グラース家の末っ子である女子大生のフラニーと、そのすぐ上の兄で俳優のズーイの物語。ナイーヴで優しい魂を持ったサリンジャー文学の傑作。
キャッチ=22、ジョセフ・ヘラー、1961年、アメリカ
第二次世界大戦中の米国空軍兵士たちの不条理と狂気の物語。タイトルは小説内の架空の軍規で、「身動きがとれない状況(ジレンマ)」の慣用句にもなっている。
沈黙の春、レイチェル・カーソン、1962年、アメリカ
自然を破壊し人体を蝕む化学薬品。その乱用の恐ろしさを最初に告発。海洋生物学者としての広い知識と洞察力に裏付けられた警告は今も衝撃的。環境運動への先駆けとなり歴史を変えた20世紀のベストセラー。『20世紀アメリカジャーナリズムのTOP100』にて第2位。
科学革命の構造、トーマス・クーン、1962年、アメリカ
「パラダイムシフト」の概念を導入し、科学の進歩と変化の理解に革命をもたらした名著。「20世紀の最も影響力の偉大な本」の一つ。
V.、トマス・ピンチョン、1963年、アメリカ
謎の女性「V.」とその存在に取り憑かれた新世紀の子ハーバート・ステンシルの探究の旅。天才の登場を告げた記念碑的名作。
麻薬書簡、ウィリアム・バロウズ、アレン・ギンズバーグ、1963年、アメリカ
ビート・ジェネレーションの作家2人の書簡集。ヤーヘと呼ばれる究極のドラッグを求めた旅の記録。バロウズがヤーへを求めアマゾン熱帯雨林を訪れたことから始まり、ギンズバーグのヤーヘの体験記で終わる。
冷血、トルーマン・カポーティ、1966年、アメリカ
カンザス州の片田舎で起きた一家4人惨殺事件を、5年余りの取材を経て綿密に再現。ノンフィクション・ノヴェルの金字塔。
アルジャーノンに花束を、ダニエル・キイス、1966年、アメリカ
もし人工的に知能を高めることができたらどうなるか?その効果と副作用とは?全世界が涙した現代の聖書。
月は無慈悲な夜の女王、ロバート・A・ハインライン、1966年、アメリカ
地球の植民地である月が独立を目指して革命を起こすSF小説。1967年ヒューゴー賞受賞。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?、フィリップ・K・ディック、1968年、アメリカ
人間とアンドロイドとの区別や両者の関わりを中心的主題としたSF小説。映画『ブレードランナー』の原作。
かもめのジョナサン、リチャード・バック、1970年、アメリカ
群れとは異なる飛び方を模索し、自分らしさを求める一羽のかもめの物語。群れから追放された異端のかもめは、強い意志と静かな勇気をもって、今日もスピードの限界に挑戦する。
シャイニング、スティーブン・キング、1977年、アメリカ
冬に閉鎖されるホテルに管理人としてやってきた一家が過ごす恐怖の物語。20世紀ホラー小説の金字塔。
ぼくの哲学、アンディ・ウォーホル、1977年、アメリカ
作者が起こしたポップアート革命の背後にある思考を明らかにしたエッセイ集。天才の独特な視点と深い洞察力が明かされる。
ご冗談でしょう、ファインマンさん、ラルフ・レイトン、リチャード・P・ファインマン、1985年、アメリカ
ノーベル物理学賞受賞者の回顧録。奇想天外な自らの体験をユーモアたっぷりに語る、人生を楽しむ天才からの贈りもの。
ビラブド、トニ・モリスン、1987年、アメリカ
南北戦争前後の時代を背景に、黒人奴隷が自由の意味を知り、自由を獲得するために舐めた辛酸を描いた愛と告白の物語。作者は1993年ノーベル文学賞受賞。
ハイペリオン、ダン・シモンズ、1989年、アメリカ
時は28世紀、人類社会の辺境に位置する惑星ハイペリオン。〈時間の墓標〉の謎を解明すべく送りだされた七人の巡礼者が、旅の途上で語る数奇な人生の物語とは?ヒューゴー賞・ローカス賞・星雲賞受賞作。
スノウ・クラッシュ、ニール・スティーヴンスン、1992年、アメリカ
仮想の三次元空間「メタヴァース」やアバターの概念を作ったポストサイバーパンク小説。米国ビッグテック企業のCEO達が愛読したネット世代のバイブル。
冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界バイク紀行、ジム・ロジャーズ、1995年、アメリカ
ウォール街の伝説的投資家がバイクで世界六大陸を旅した大冒険の記録。作者は現地で感じたことを投資に生かす冒険投資家として有名。村上龍が絶賛した名著。
荒野へ、ジョン・クラカワー、1996年、アメリカ
約2年間の旅を経て最終的にアラスカの荒野で餓死した、裕福なエリート青年を描いたノンフィクション。旅と荒野の果てに彼が見つけた答えとは?ニューヨーク・タイムズのベストセラーリストに2年入り続けた大ヒット作品。
文明の衝突、サミュエル・ハンティントン、1996年、アメリカ
世界を八つの文明に分け、様々な紛争を文明間の衝突と捉えた国際政治学の名著。世界に大きな衝撃を与えたこの仮説は今も色あせない。
ダ・ヴィンチ・コード、ダン・ブラウン、2003年、アメリカ
フランス警察警部からルーヴル美術館の館長殺害犯人として追われる主人公が、危機をくぐり抜けながら暗号を解いて行くミステリー小説。世界8000万部超のベストセラー。
ボブ・ディラン自伝、ボブ・ディラン、2004年、アメリカ
”音楽の神様”や”天才詩人”と呼ばれるシンガーソングライターの謎に包まれた半生を綴った作品。作者は2016年ノーベル文学賞受賞。
ブルックリン・フォーリーズ、ポール・オースター、2005年、アメリカ
六十歳を前にした主人公が我が身を振り返り「人間愚行の書」を書く事を思いついたが……。人間の悲喜劇を温かくウィットに富んだ文章で描いた家族再生の物語。
世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち、マイケル・ルイス、2010年、アメリカ
世界が浮かれている中、人知れずサブプライムローンや関連商品のイカサマを見抜き、たっぷりと正当な金を儲けた男達の物語。金融危機の実相を描く痛快ノンフィクション。
スティーブ・ジョブズ、ウォルター・アイザックソン、2011年、アメリカ
アップル創設者スティーブ・ジョブズが唯一全面協力した公式伝記。ビジネス書や経営書としても他の類書を圧倒する内容で、ジョブズの思考がたっぷり詰まった一冊。
イット・エンズ・ウィズ・アス ふたりで終わらせる、コリーン・フーヴァー、2016年、アメリカ
作者の母が父から受けたDVの実話をベースに書かれた恋愛小説。DV経験者には救いの、未経験者には学びの物語。TikTokのタグ10億以上!というすさまじいバズを記録した、この10年で最も成功した作品の一つ。SNS時代を席巻する時代の寵児の代表作。
ザリガニの鳴くところ、ディーリア・オーウェンズ、2018年、アメリカ
6歳で親に捨てられ「ザリガニが鳴く」湿地帯で育った無垢な少女の物語。彼女の成長と、殺人事件の犯人捜しが交錯し、衝撃の結末をむかえる世界的ベストセラー。
マイ・ストーリー、ミシェル・オバマ、2018年、アメリカ
シカゴの少女からアメリカ初の黒人ファーストレディになるまでを綴った自伝。アメリカでも全世界でも、最も尊敬される女性に選ばれたことのある作者が半生を語る。
スノーデン 独白 消せない記録、エドワード・スノーデン、2019年、アメリカ
英雄か反逆者か?アメリカの国家機密(大量監視システム)をリークして世界に衝撃を与えた作者の自伝。「ぼくは真実を語ることにした」。
実力も運のうち 能力主義は正義か?、マイケル・サンデル、2020年、アメリカ
ハーバード大学で政治哲学を教える作者が、能力主義は格差を是正するどころか固定しているという構造的な問題に切り込み、真に公平な社会を築くための議論を提供する。
約束の地 大統領回顧録、バラック・オバマ、2020年、アメリカ
アメリカ史上初の黒人大統領の回顧録。「書くことがありすぎて1冊にはとても納まらなかった」ため、今回は生い立ち、大統領選挙での闘いから大統領就任、2011年のオサマ・ビン・ラディン暗殺まで。次作もあるかも?
プロジェクト・ヘイル・メアリー、アンディ・ウィアー、2021年、アメリカ
エイリアンと地球人の友情物語。両者の出身惑星は滅亡の危機にあり、解決の手がかりを求めて宇宙にやってきた2人が出会う。近年話題のSFと言えば必ず名前が挙がるであろう名作。
イーロン・マスク、ウォルター・アイザックソン、2023年、アメリカ
イーロン・マスク初の公式伝記。「気分を害した人たちに言いたい、私は電気自動車を改革し、ロケット船で火星に人々を送ろうとしている。そんな私が落ち着いた普通の奴だとでも思いましたか?」
カナダ
赤毛のアン、ルーシー・モード・モンゴメリ、1908年、カナダ
孤児院から男の子を養子に迎えるはずの家に、間違って引き取られた少女アンの成長物語。彼女の鮮やかな赤毛と人生の物語が読者を引きつける。
ニューロマンサー、ウィリアム・ギブスン、1984年、カナダ
SFの歴史を塗り替えた世界的名作。「マトリックス」という言葉やサイバースペース(電脳空間)という世界観を生み出し、サイバーパンクの起源として後世に絶大な影響を与えた。1984年ネビュラ賞、フィリップ・K・ディック賞、1995年ヒューゴー賞受賞。
バッハからブーレーズへ グレン・グールド著作集、グレン・グールド、1990年、カナダ
グールドが公表を前提にして書いたり話したりした言葉のほぼ全部を初めて集成した書籍。最初の“ゴルトベルク”変奏曲レコーディングのときの覚え書きから、死の直前に編者と交わされた対話までを含む。
赤の自伝、アン・カーソン、1998年、カナダ
古代ギリシアの詩人ステシコロスが描いた怪物ゲリュオンと英雄ヘラクレスの神話が、ロマンスとなって現代に甦る。ノーベル文学賞最有力とも言われる作者の代表作。
昏き目の暗殺者、マーガレット・アトウッド、2000年、カナダ
1945年、妹のローラが死んだのは本当に事故だったのだろうか?姉のアイリスは、家族の歴史と姉妹の来し方を振り返っていく……。20世紀カナダ史の概括的要素も含むブッカー賞受賞作。
パイの物語、ヤン・マーテル、2001年、カナダ
インドの少年パイが船でカナダに渡る途中に遭難し、一緒に輸送されていた動物たちと共に227日間を過ごすファンタジー冒険小説。2002年ブッカー賞受賞。
林檎の木の下で、アリス・マンロー、2006年、カナダ
19世紀前半に一家三代でエジンバラからカナダへ移住した一族の、三世紀に渡る自伝的短篇小説集。作者は2013年ノーベル文学賞受賞。
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